ブラームス:ヴァイオリン協奏曲【3枚の名盤を解説】明るい第3楽章は聴きどころ
重厚感のある趣(おもむ)きとさわやかなメロディが満載!ブラームスのいいトコロがつまった1曲【楽曲を解説】ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 重厚で、また交響曲的な広がりのある、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲の、こんな解説があります。 この曲を捧げられたヨアヒムは、19世紀後半のハンガリー出身の大ヴァイオリニストで、無名だったころのブラームスの才能をいち早く見抜き、リストやシューマンに紹介し、世に出るきっかけをつくってくれた大恩人であり、ブラームスとは生涯にわたって変わることのない厚い友情で結ばれていた。メンデルスゾーンやチャイコフスキーなどの協奏曲と比べると、やや親しみにくいが、繰り返し聴けば聴くほど、強くひきつけられる魅力をもった曲である。