「親に感謝してはいけない」と息子に子供の頃から言ってあります。
「親に感謝してはいけない。」 私は息子に、子供の頃からそう言っています。 もちろん、世の中や他人の何気ないかかわりに対して感謝の気持ちを持つことは必要です。 そうすることで、実は自分が多くの人や物事にサポートされている、生かされているという気付きを得られます。 こうした気持ちが常にあることで、世の中は明るく希望にあふれて見えます。 いっぽうで、注意しなければならないのは親子の向き合い方です。うっかりすると、親である自分は、こう勘違いをしがちです。 「子供のためを思って」 確かに、見返りを期待して手をかけたり、気にかけたり、育てたりしているわけではありません。 一方で「子供のためを思って」が、本…