上から見るとハート♥模様!トウアカクマノミさん
分布/沖縄島以南、西武太平洋の熱帯域熱帯や亜熱帯の内湾に生息するイボハタゴイソギンチャクと共生する。クマノミ属の中では最も気が強く卵包中のペアに近づくと水中マスクにぶつかってくる。日本産では最も大型。個体数は少ない。成長するにしたがい、体色の橙色の部分は黒くなる。共生するイソギンチャクの周囲に貝殻や石などを運んできて、それらを産卵床に使うことで知られる。ときにはどこから見つけてきたのか、陶器のかけらを利用して産卵する。ちなみにクマノミ属は大小さまざま個体が1つのイソギンチャクに生活するが、血縁関係はない。 山溪ハンディ図鑑 改訂版 日本の海水魚 作者: 吉野雄輔 出版社/メーカー: 山と渓谷社…