息子が樹海で保護された日④
snowtime.hatenablog.com 雨の中、息子のマンションへと車で出発しました。 車内は静寂につつまれ、ただ左右に動くワイパーの音だけが ”ギュッギュッ” と響いていました… 息子の部屋に入ってすぐ、気づかれぬようテーブルの上を目で確認したところ、 ”遺書” のようなものはありませんでした。 しかし、いつもとは違う、スッキリときれいに整頓された部屋を見た時、 息子の覚悟を知ったような気がして恐ろしくなりました… 「本当に明日から会社に行けるの?無理せず休んでいいから」 「お父さんもお母さんも、あなたのこと大好きだからね」 「いつでも、なんでも相談にのるからね」 「嫌でなければ、心…