高齢になって“もの”が二重に見える原因の大半は斜視 世界初「斜視」全国調査でわかったこと(3)
世界初「斜視」全国調査でわかったこと(3)高齢になって“もの”が二重に見える原因の大半は斜視医療ジャーナリスト・油井香代子▲老眼と間違いやすい年齢を重ねるとさまざまな目の不調が出てきます。老眼だけでなく、ものが二重に見える、ぼやける、目がかすむ、疲れる、乾くなど。これらの症状を、最近では「アイフレイル」と呼んでいます。アイフレイルとは、加齢に加えてストレスなどで目の働きが衰えた状態をいいます。目の健康と病気の中間段階にあるため、アイフレイルのうちに対策をとれば、目の健康寿命を延ばすことができるといわれています。「実は、高齢者の斜視もアイフレイルのひとつなのです。高齢になると複視(ものが二重に見える)に悩む人が増えますが、原因の大半は斜視によるものです。斜視を治すことで症状が改善されることもあります」こう話...高齢になって“もの”が二重に見える原因の大半は斜視世界初「斜視」全国調査でわかったこと(3)